センシュアルトーク<sensual talk>

官能的猥談 性ニマツワルエトセトラ

別れたら死ぬと言った男

ごきげんよう亀甲ウーマンです。

 

みちこさんとのインスタライブで、前の彼氏の話が出てきた。

その彼の事を『全然好きじゃなかった』なんて言ってしまったけど、ちょっと訂正したいと思った。

正確に言うと『愛してはなかった』

LOVEではなくLIKEだったと言いたい。多分人にとってはどうでも良いと思うけど🤣

 

彼は私にとって、初めて付き合った男性だった。

私は男性に恋心を持った事はあったけど、心を通わせた事は一度もなかった。

22歳にして初めての彼氏だったのだ。

その経緯は

ここに書いてある通りである。

https://kikkowomen.hatenablog.com/entry/2020/02/23/185310

 

全くタイプでもないし、好きでも無かった人に強制的に彼女にさせられたのだけど、

ちっとも不幸ではなかったのだった。

 

11歳とだいぶ年上ではあったけど、当時33歳で今の私より年下であったのに、

 

男とは、こんなに手厚く女性を愛し、可愛がり、大事にもてなすものなのだと初めて知った。

初めて男性と付き合った感想は…と言うと、

変な意味ではなく

 

『なんて楽なんだ』

 

と言う事だった。

 

ただただ、存在しているだけで愛でてくれる。

欲望を受け入れてくれる。

そんなありがたい日々だった。

 

だから好きじゃない訳ではなかったのだ。

 

 

そして、その彼と別れ話をした時の話。

 

私は現在の夫と付き合う前に、ちゃんとその彼と関係を終わらせなければその先に進んではいけないと思っていた。

彼は私の心には全く気がついていなかったと思う。

職場の近くの駅に呼び出して、別れ話を切り出した。

ちょっと離れたところから夫がその様子を見ていた。

 

『別れたい』

と私が言ったら

 

『別れるなら死ぬ』と彼は言った。

 

嘘だと思った。

 

『死ぬとか言うのはズルい』と私は言った。

 

そしたら彼は

『今日だけ、一晩だけ一緒にいてほしい』と言った。

 

一緒に行ったら監禁されるとすぐさま私は想像した。彼はそういう雰囲気を醸し出してる男であった。

もし、夫が近くで見張って無かったら私は情に負けて付いていってしまったかもしれない。

 

『もう無理だから。別れるって決めたから』

と逃げるようにその場を去った。

 

『別れたら死ぬ』

なんて本当にズルい言い方。

もちろん、その人は死んでません。

 

それから1ヶ月位の間、職場でその彼と顔を合わせなければいけなくて、辛かった…。

その後、その彼とはまた一悶着あったのだけど、その話はまたいずれどこかで…。

 

ひょんな事から、思いもせずお付き合いをする事になった人。

初めて男性に愛される、そしてその愛を受け入れるという経験をしたからこそ、

男性の事を好きになるかも分からなかった、そして結婚などできる訳がないと思っていた私が、

現在の夫を好きになり、人生の伴侶にする事ができた。

 

彼と付き合う事になった事。

これは運命的な流れだったのではないかと思ったりする。